「線を引く」

それはとても単純な動作のように思われるかもしれません。

 

しかし、筆で線を引くとなると、どうでしょうか。

 

墨を磨り

 

呼吸を整え

 

姿勢を正し

 

己を見つめながら

 

均等に吐く息とともに、丁寧に、心穏やかに腕を動かす… 

 

これが、書道における線の引き方です。

 

人生も同じではないでしょうか。

私たちが生きるこの時代、どんどん便利になり、生活に手間暇をかけることが少なくなりました。

書道を通じて、手間暇をかけ、集中して一本の線を引いてみませんか?

そこから見えてくるものがあるはずです。

山本満理子について

1976年生まれ

岡山県立岡山朝日高等高校卒 京都大学法学部卒

「教育に夢・希望・未来を取り戻す」をテーマに松下政経塾で活動

法務博士(専門職 岡山大学法務研究科 卒)

元岡山県議会議員

日展会友

読売書法展 読売新聞社賞 受賞

日本書芸院展 史邑賞 受賞

岡山県美術展 岡山県知事賞 受賞

Night書展をはじめ国内外でのパフォーマンス活動に多数参加

 父は華道師範、母は書道師範、3歳から筆を持ち、6歳から茶道を習い始めた私は、自ずと日本の伝統文化の奥深さの虜になりました。

そして、大人になって、自分の生い立ちを振り返った時、自分がいかに「道」と名のつく日本の伝統文化の中でたくさんのものを学んだかを切に感じました。

 「道」と名のつく伝統文化の根底に共通して流れている精神性を支えているものは「姿勢」です。

 美しい姿勢で美しい線を引き、美しい人生を歩みたいと思っています。


おとなのための教室

高校生以上が対象です。

日本の歴史、文化、教養、伝統を支えてきた知の遺産である書道の魅力にどっぷりと触れていただき、その担い手になっていただくべく、基礎から学んでいただきます。

よひせんプログラム

通常の“文字”を書く書道教室とは異なり、姿勢を徹底的に意識して“線”をひくことを通して、集中力・持続力・自制心などを身につけることを目的とするプログラムです。